その他の注意点
冊子印刷でよくあるトラブルは、殆どが「フォント」と「画像」に関する体裁崩れであるといっても、
決して過言ではありません。それほど、この2つには注意が必要となります。
それでは、この2つ以外の注意点として気を付けるべきことには、いったい何があるでしょうか?
中綴じ冊子の総ページ数は、必ず「4の倍数」
中綴じ冊子は、用紙を重ねて二つ折りにした中央を針で止める綴じ方式となりますので、必然的に、1枚の用紙で4ページずつ印刷されることになります(視覚的にいえば、左右のページとそれぞれの裏ページ)。
したがって、中綴じ冊子を印刷する場合には、作成するデータのページ数も、予め4の倍数ページになることを考慮しておく必要があります。
ノンブル(ページ番号)と白紙ページ
冊子データの本文内に白紙ページがある場合は、必ず白紙ページもデータ内に挿入しましょう。
白紙ページのデータ漏れにより、ノンブルとページ順がズレてしまうケースに注意します。
また、こうでなければならないという決まりはありませんが、ノンブルの1ページ目とは、一般的に本文の最初のページになります。
※冊子印刷用のデータを作成するうえでは、表紙のことを「表1」、表紙の裏を「表2」、裏表紙を「表4」、裏表紙の裏(内側)を「表3」、そして本文の最初のページを「1ページ」と呼ぶことも覚えておきましょう。
不要な透明効果や特殊効果は使わない
印刷会社に入稿したデータを、制作者の意図した通りに印刷してもらいたければ、透明効果や特殊効果などは、必要がない限り極力使わないことです。
この点については、詳しく理解しようとすると印刷機や関連機器の特性、或いはデータ処理を行う上でのシステム的な話など、専門的な知識を覚える必要性も多少でてきますので、ここでは「複雑な処理を施したデータほど正しく出力するのが難しい」程度に覚えておけば良いかと思います。
冊子のデキは基本的に作成データの質
いずれにしても、印刷会社に依頼するうえで制作者が心得ておくべきことは、大原則として、
「印刷会社は入稿されたデータの通りに出力するのが仕事で、そのプロである」
ということです。
(※厳密にいえば設備やスタッフの能力などは会社によって異なると思いますが…)
つまり、「きちんとした冊子を作りたければ、きちんとしたデータを入稿しよう」という事です。
万が一、印刷して完成した冊子の出来がいまいちだった場合は、基本的には、入稿したデータに
問題がある場合が殆どだということです。
その他にも色々とあるかと思いますが、最終的に印刷を発注する会社を早い段階で見つけておき、データの形式や仕様、方法などについて、直接相談のできる環境を作っておくこと。
それが、トラブルを避け、意図した通りの冊子印刷を行うために最も大事なコツかも知れません。